日本の美「紙箱」

日本国内での紙箱の歴史は古く、板紙(厚紙)がなかった時代は、杉などの木で箱を作り、
その表面に和紙を貼って綺麗に装飾し、作られていました。
明治時代になり、黄ボール、チップボールなどの厚紙が普及し始めると、
次第に厚紙に和紙を貼り装飾する製法が普及し、量産化されていきました。
デザインもバリエーションが多くなり、和紙だけでなく洋紙を使ったり、
各社オリジナリティ溢れる紙箱を生産していきました。
始めは化粧箱から始まり、メリヤス・石鹸・洋傘・帽子など新時代の商品が勃興期に入り、
これに必要な紙箱需要も急増しました。
現代になり、白色のボール紙が流通し始めると、
ボール紙に直接印刷をする製法も普及していきました。
紙箱は、製造の自動化が難しいため、場合によっては一つ一つ作りあげることもありますが、
澤田紙箱店では、多品種、小ロット(極端に言えば1個からでも)に対応し、
小回りの利いた製造を可能としております。
また100個、1000個単位、それ以上のご注文もお受けしております。
まごころのこもった贈り物
その品々を、こころをこめて創られるメーカー様
またその品々を守り、美しく、また楽しく装う包装という文化
これらを大切に想い、贈る方、贈られる方、そして創る方
皆さまに喜んでいただける、そんな箱を造りますよう
今後ともより一層、努力と精進いたしてまいります。